No.1278 ≪おかげさまで≫-2023.9.16

毎週お送りしておりますメルマガも9月で27年目に入りました。第一号は1997年9月3日の「企業大繁栄の経営成功ノウハウ」です。目加田経営事務所の基本的な考え方や手法をお知らせすることを目的に始めました。気が付けば、今回で1278号となりました。
27年前の記事を転載します。「私たち目加田経営事務所(M2O:MEKATA  MANAGEMENT OFFICE)は企業繁栄にも法則があると考えています。 21世紀まで後3年4ヶ月です。 日数で言えば1216日です。    あっというまの出来事です。
そして、21世紀はきっと黄金の時代でしょう。 すべての企業が超繁栄することは間違いないのです。 なぜなら、21世紀を迎えることのできる企業は現在(約250万社)の多く見積って半分の130万社強。 無難な線でみると1/5の50万社ぐらいではないかと思っているからです。
沖縄の法人数は15000社ですので、半分の7500社から1/5の3000社といったところではないでしょうか。
理由は経営コンサルタントとしてさまざまな業種とさまざまな規模の企業経営のお手伝いを通じて培った現実的な皮膚感覚と多くの経営者の方々との対話の中でひらめき、メディアによって裏付けられた先見力やイメージから、『20世紀と21世紀との間には下図のような深く大きな亀裂があり、それは“底無しの千尋の谷”なのです。 多くの目覚めていない企業はこの窪みに落ちていく。 直前で気が付いても飛ぶだけの体力がなければ結局落ちてしまう。一度落ちてしまえば復活は難しい』と思っているからです。普通に歩いていては、渡れません。後から後から続々と続いてくる企業の群れがあるのでバックをするのも容易ではありません。今のうちから3年後の21世紀大陸へのジャンプを意識して、ホップ・ステップのタイミングをつかまなければなりません。 その法則(ノウハウ)がこれから、ご提案する「 M2O企業繁栄シナリオ」です。シナリオは3つの戦略ベクトルとベクトルごとに5つの戦略から成り立っています。
15戦略すべてを満たしていなくても、ひとつでも多くクリアしている方が身軽にホップ・ステップ・ジャンプができるでしょう。次回以降の通信の中で順次、送信して参りますので、ご期待下さいませ。」

20世紀大陸は2度にわたる世界戦争、その後の冷戦で破壊と復興を繰り返したインフレが基調で、売り手が少なく買い手が大多数だったのです。売り手が買い手を選ぶ異時代でした。持てるものが強く、持たざる者は弱かったのです。土地も株も商品も人件費もすべて上昇した世紀が20世紀です。21世紀大陸は紛争はありますが世界大戦がないのでデフレが基調で、売り手よりも買い手が少ないことが特徴です。20世紀大陸と21世紀大陸の間には恐ろしい千尋の谷があると考えていました。橋がかかっていないし、企業は思いっきりジャンプして飛び越えるしかなかったのです。無事に飛び越えるために筋トレとストレッチをしませんかというのが3ベクトル15戦略として提唱したのです。

これを読んでいただいているあなたの会社は無事に21世紀大陸に渡られて繁栄されていることでしょう。
20世紀大陸から21世紀大陸に渡れずに消滅した企業は、東京商工リサーチの1990年〜2009年の20年間の統計では、299,045社、負債総額で199.7兆円となっています。東京商工リサーチの統計は負債額が1000万円以上の企業だけとはいえ、私が第一号で予測した130万社倒産とは程遠いものでした。
表面的にはインフレが進行しておりますが、人口と所得の積がGDPである以上は、人口を増やすか、所得を増やすかしか方法はありません。会社ができることは所得を増やす事ですので、今後もいかにすれば利益を創造し、いかに成果還元するかを模索してゆくために、更に情報収集と分析をレベルアップしなければならないと実感しております。
第一号の時代背景とは比較にならないほど企業を取り巻く環境は激変しております。変化の現象とその本質をとらえる努力と研究を重ねてまいります。今後とも忌憚のないご意見、感想をいただきたく心よりお願い申し上げます。
読者の皆様に感謝します。