No.1139 ≪輪廻転生のミッションを知る(知命)≫-2020.11.25

あなたは「輪廻転生」や「生まれ変わり」を信じますか? 人はあの世に魂(光エネルギー)の状態でいる時に自分の「親」を選んでこの世に生まれてきます、この世でなすべきミッションを持って。そのミッションはお母さんの産道を通る時に原則として表面上の記憶は消去されます。パソコンの記録を消去しても表示されないだけでメモリーに残っているのと同じ仕組みです。あの世での記憶や胎内記憶は3歳まで(世界記録では8歳まで)持っている場合があるそうです。これらは世界中で確認されている科学に近い真実です。

経営者は「見える世界」よりもこのような「見えない世界」を大事にする方々です。もちろん、経営は科学的で論理的であることが基本ですが、「人事を尽くして天命を待つ」といわれるように、なすべきことをなした後は祈るしかないのが現状です。坂村真民氏の有名なことば「念ずれば花開く」のです。きわめて非科学的で直感的なのです。

「何のために生まれてきたのか、それも今の時代と場所と親を選んで」と思いませんか? それとも、親が勝手に生んだから生まれてきたと思いますか? 神様のような親もいれば悪魔のような親もいます。それは運が悪かったと。違います。選んだのは紛れもなく自分自身なのです。
一通りのライフビジョンを見せられて「本当にこのような環境の親を選んで後悔しないか」と念押しされて、すべてを承知して魂(光エネルギー)の状態から肉体を持った人間として生まれてくるのです。そして、この世の寿命が尽きるとあの世に帰り魂(光エネルギー)の状態に戻るのです。もうなにも恐れる必要はないし大きな家で安心して暮らすことができるのです。そしてまた次の親を選んでこの世にやってくるのです。

この世に生を受けても、天寿を全うされる方がおられる一方で、不遇のうちにこの世を離れる方もおられます。生まれる前になくなる方もおられます。体が不自由に生まれる方もおられます。この世にうまくなじめない方もおられます。不治の病や難病にかかる人、病気や事故で亡くなる人、自殺する人、実に様々な「生」があります。一説によると、神様は20人に1人の割合でこの世に「Gifted」を送りだされるそうです。やはりライフビジョンを見たうえで選んでこられたのです。

昭和24年(1949年)に「万人幸福の栞」を上梓した倫理運動の創始者丸山敏雄氏は、「生」と「死」を駅の改札口にたとえ、あの世を幽界、この世を顕界といい、幽界から顕界に生まれるのも、顕界から幽界に戻るのも同じ喜びに満ちており、生まれるのが喜びならば死ぬのも喜びでなくてどうするかと喝破されました。
同じように、貯金が喜びならば借金も喜びであり、健康が喜びならば病気も喜びであり、幸福が喜びならば苦難も喜びでなくてどうするかというのです。

輪廻転生は魂(光エネルギー)の生まれ変わりです。では魂の数は一体どれほどあるのでしょうか? 気になりますね。2020年現在の人口は76億人ですから、最低でも76億個の魂がこの世に来ているわけですし、あの世にも出発を身近に控えて学習している魂(光エネルギー)がたくさんありますから最低でも人口以上だと思います。
一説によると西暦元年の人口は1.7億人、西暦1000年で2.7億人、1500年で4.5億人、1800年9億人、1900年で16億人、2000年で60億人、2020年で76億人と急速に増加しています。
人口以上の魂(光エネルギー)が必要ですから一体どのような仕組みで増えるのかとても気になります。


夜空を見てふと思いまいした。あの世は宇宙と同じような仕組みではないか。
宇宙は約150億年前(計算方法によっては137.7億年とも)にビッグバンで誕生したことが分かっています。生命の誕生は38億年前、人類の誕生は200万年前だといわれています。宇宙は楕円形をしており、その大きさは、半径が453.4億光年と分かっています。秒速30万kmの光は、1光年で9.5兆kmですので、その453.4億倍の距離があることになります。想像できないぐらいとてつもなく大きいということです。名古屋大学の試算によると宇宙に銀河は約1000億個存在し、銀河には星が約1兆個ありますので、宇宙全体の星の数は1000億個の1兆倍あるそうです。古い星が消滅し新しい星が多数生まれ、宇宙は毎秒成長し拡大しているのです。魂(光エネルギー)も同様ではないでしょうか?

また、現時点で人類が解明している宇宙最速の物質は光です。光速の99.9%のスピードを出せる宇宙船で宇宙に旅に出て5年後に地球に帰還すれば、地球ではその7倍の35年後に相当します。同級生は35歳年取っていることになります。スピードが遅くなればなるほど宇宙時間と地球時間の差は縮まります。
この宇宙時間と地球時間の違いは1905年にアインシュタインが一般相対性理論と特殊相対性理論で証明しています。宇宙時間に対する地球時間の割合は√1-(速さ÷光速)2乗で計算できますので興味のある方は計算してください。

あの世も宇宙と同じ仕組みだとすると、魂(光エネルギー)だったワタシは十分に休息し、次の旅立ちに備えて学習し、親を選んでこの世にやってきました、ミッションをもって。産道を通るときに消去されたミッションの記憶は、様々な経験を通してよみがえり(知命)、ミッションを果たすために経営をしています(立命)。この世でのミッションはすべて必然で、為し終えてあの世に帰るために。必要な輪廻転生で魂(光エネルギー)としての学習が終わると多数の新しい魂(光エネルギー)に生まれ変わりあの世での使命を終えます。自分を中心に考えるか、魂(光エネルギー)中心に考えるかで、この世に生まれたミッションはより明確になるかもしれません。